保田文庫の本
保養地・海浜別荘地として親しまれてきた保田地域の文化史を本の形でまとめてきました。

『注訳 保田日記』(2017年)
慶應義塾大学医学部教授の小泉丹が昭和10年から16年までの間、保田・鱚ヶ浦の別荘でつづった日記に解説をつけたものです。 小泉丹の令孫の方々の協力を得て制作しました。
『保養地 保田きすがうら事典』(2017年)
保田の鱚ヶ浦(きすがうら)は、大正時代以降に学者や実業家らが別荘を構えたところ。地域の高齢者に聞いたり、書籍などで調べて、当時のことをまとめた事典形式の本です。筆者の幼いころからの疑問を近所の高齢者に聞いて回ることから始まりました。

『保田震災記 石原純が残した記録』(2018年)
大正時代に保田に暮らし始めた科学者歌人・石原純は、保田の街中で関東大震災に遭いました。石原はその時の様子を細かく記し、震災に際し た社会批評も述べています。本書はこの文章に解説をつけたものです。石原純の令孫が運営する私設科学館「理科ハウス」にご協力をいただきました。

『房州避暑案内を読む』
(2023年)
千葉県館山市北条に存在した木村屋旅館の主人、山﨑房吉が明治25年に著した観光案内書『房州避暑案内:附・諸名家吟詠小緑』を翻刻、解説と脚注付し、同書にまつわる鼎談を収録しました。鼎談は館山市立博物館学芸員の宮坂さんと、南房総における明治期以降の文人の足跡や別荘地研究を行う小宮さんと行いました。
南房総の中心商業地であり保養地観光地としても栄えた北条地区。地域随一の旅館主人が書き残した書物から、当時特有の地域の姿や、今も昔も変わらないものが見えてきます。
『房州避暑案内:附・諸名家吟詠小緑』のデータは国立国会図書館のデジタルコレクションで公開されています。


写真集
『なつかしの風景』(2020年)
地元の高齢者介護施設・「ケアセンターさざなみ」の利用者の方に向けて同施設でケアマネージャーを務める近江祐樹氏と一緒に作った写真集です。
利用者さんたちに、昔懐かしい風景をみて会話を楽しんでもらおうと思い製作しました。使用した写真は、昭和20から30年代にかけて保田駅前商店街の江田写真館創業者・江田晃陽氏が撮影したものです。

写真エッセイ
I am a fan 房州うちわ 日々の記(2022年)
房州うちわにまつわる記憶や出来事を、いち「ファン」として、思いつくままに綴ってみました。房州うちわにちなんだ、ごく個人的な日々の回想録です。
元々は2008年にホチキスどめで製本した薄いzineとして作りました。2022年に、親しいうちわ作家・うちわのじゃはなさんとのエピソードを綴った一文を加えて復刻したのが本書です。写真はオレゴン州に暮らすフォトグラファーのセキアキコちゃんが撮ってくれました。





